オンラインサロンは「空間商材」!!
オンラインサロンってなんなの?
最近ネット上で話題になっているのがオンラインサロンへの勧誘。
しかも著名なブロガーが自身への有料サロンへの入会を勧めている。
ツイッターで話題に上っているのが、「イケハヤ」と「はあちゅう」の2人。
またイケハヤ氏とはあちゅうさんが大学に行かずにサロンへ入るよう勧めているので、注意喚起しておきます。
— 藤田華鳳 (Kaho Fujita) (@Kaho_yurucareer) September 24, 2018
まず、イケハヤ氏は早稲田大学卒業後半導体メーカーのルネサスに就職、はあちゅうさんは慶応大学卒業後電通へ就職しています。
大学へ行きながらサロンに入ることはできないのでしょうか?
大学に意味はない。サロンのほうが有用だ、という趣旨のようですね。
この二人は言わずと知れたトッププロガーで、はあちゅうは最近結婚相手に関しても話題に上った。
メディアにもたびたび登場しその美貌から女性からも多く支持を得ているらしい。
しかし今回の騒動でその2人の信用は下がるのではないか、と私は推測している。
原因は冒頭に述べたようにオンラインサロンへの勧誘にある。大学に行くよりサロンのほうが学びが多い、という旨の主張をするのだが、どうだろうか?
大学と違いサロンなんか卒業?しても、何ら世間からの信頼は得られない。
世の中には情報商材というものがあるのです。メールで営業をかけて、「これこれすれば儲かります!急いでこの情報を買ってください」という「あれ」です。巷にあふれるこの手の情報商材は、結果を何ら保証しない詐欺的なものが多い。
サロンは「空間商材」?
私はオンラインサロンもこれと似たもの、つまり「空間商材」ではないか?と考えています。
空間を与え、雰囲気に酔わせ満足させれば、料金に見合った「サービスを提供した」と言い張ることができる商売。なんと容易い商売だろうか。
もちろん価値がないとは言わない。当事者の充実感がその場に発生していれば、それもまたビジネスなのだろう。
突っ込んだ表現をすれば、「楽しい雰囲気」をサロンのメンバーに与えればよい集まりとも言える。つまり自己陶酔をするだけの学びの実態がない、空虚な集まりではないだろうか。
有名人、美人、イケメンであればすぐ人が集まる。しかしこれは資本主義の欠点ではないかな、と思います。
有名であること、容姿が美しいことは直接社会の発展の寄与することを、そのまま意味しない。人間はすぐ見た目に騙される。と考えれば人間の欠点に目を付けたうまい商売ともいえますね。
お金は社会の発展のため、人類のため使うべきものだよね? サロンで行われていることが学問ではない以上、そこに所属することはなにも価値を生まない。ただサロン主催者の養分になるだけ。大学で行われていることは学問であり、国からの助成を受けている意義の高い研究もたくさんある。
しかしサロンはそうではない。学問ではなく、結果も保障されているわけではないのだから、安易にサロンに入会するべきではないだろう。
サロンのような「集まり」に意味があるとするなら、「人脈を築く」ということのみだろう。もちろんその人脈が当事者に有用であるかは不明。ただ有名人のミーハーの集まりでしかないことも充分ありうるから。
大卒という資格は人生の選択肢を増やしてくれる
私はサロンなんかより大学に進学するべきだと思う。大卒要件は将来海外で働こうと思った時にビザ取得の際の大いに役立つ。中卒ではなかなかビザが取れないそうだ。大学はその設立に国からの厳しい要件をクリアしている。だからこそ大卒という資格は世間で大きな信頼を得る。
サロンに過剰な期待をしてはならない。
大学で学びながら、人や企業とつながり、学問をしながら選択肢を広げていくことが最良の選択肢だろう。