岩手大の入試レベルってどうなの?~入試問題の質は?~
また岩手大について。
前回、
という記事を書いてから気になり、受験教科数を調べてみた。やはり私の記憶通り二次試験はたった2科目だった。しかも大学からは科目を細かく指定されず選べるタイプの試験だ。センター試験もあってないようなものなのに、個別学力試験まで軽量とは恐れ入る。岩手大学は「手抜き入試大学」の代表格である。
大学側は本来、個別学力試験の作成で手を抜いてはならない。その試験こそが大学が欲する学生のイメージを映すからだ。しかし岩大の個別学力試験からはそういったイメージが感じられない。
「作ればいいんでしょ、標準的な問題作っても岩大受験生はみんな解けないし」
そんな試験作成官の投げやりな感触しか感じることはできない。
実際解いてみればわかるが恐ろしく簡単である。英語と国語は下手をすれば中学三年生でも解ける。良く見ても高校一年生の中間テストである。少なくとも高校三年生に課す試験ではない。
腐っても国立大なら五教科課してみてはどうか。それが岩大生を受け入れる地域住民への最大の礼儀であろう。
岩手大には少なくない税金が投入されている。ろくに勉強しない人間にどうして大学という場で税金を使うのか。センター試験で6割取れるかとれないかで、個別試験も2科目でいい。そんな大学、学生に税金を投入する必要が本当にあるだろうか
何度でも言う。大学は学問の場である。国際交流や人脈づくりは学問があっての話である。
国民の血税・税金は、東大や東北大に進学する優秀な生徒への給付型奨学金に使うべきだ。
全国民に言いたい、
「高等教育は人と国への投資である。」
岩手大学のような低偏差値・低学力大学は、入試問題くらい良質な問題でしっかり作りこんで欲しい。国立大としての矜持が少しでもあるのなら、卒業時には東北大生と同レベルには達していて欲しいものだ。